日本の国技としての相撲はなぜ柔道や空手のような道着を着用しないのか?以前、何かの本で『人間は裸で生まれてくるから裸の技を練る』と読んだことがある。それはそれでうなずけるのだが…
だがこの縛りがある限り、世界的な競技になることや女性力士(日本相撲協会登録)の誕生は考えられないと思っていた。しかし日本女子相撲連盟もあれば国際相撲連盟も存在する。昨今、外国人力士が増えてきているのも喜ばしいことだと思う。歴史でいうならモンゴル相撲の方が古いとされているが、その姿もプロレスラーの着衣に似ており、上半身裸で闘っている。日本書紀や昔の絵図を見ると着物のまま相撲を執っている姿ものもあるので、本来相撲は裸で執るという決まりはなかったのだろう。それでもカタチにこだわるスタイルを忘れないことも残していくことも改めて必要に感じている。
国内における国技としての【型式】を残しつつ、世界に向けての発展を遂げている相撲にこれからも注目し、期待したい。
国際相撲連盟
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