東 | 決まり手 | 西 | ||
---|---|---|---|---|
東白龍 (5勝9敗) | ● | おくりだし 6秒0 | 〇 | 大奄美 (8勝6敗) |
王鵬 (7勝7敗) | 〇 | きめだし 13秒3 | ● | 美ノ海 (8勝6敗) |
佐田の海 (7勝7敗) | 〇 | つきおとし 2秒4 | ● | 狼雅 (4勝10敗) |
錦富士 (5勝9敗) | 〇 | つきおとし 3秒2 | ● | 平戸海 (8勝6敗) |
竜電 (9勝5敗) | ● | はたきこみ 6秒7 | 〇 | 一山本 (10勝4敗) |
妙義龍 (5勝9敗) | 〇 | おしだし 4秒0 | ● | 北の若 (5勝9敗) |
剣翔 (9勝5敗) | 〇 | よりきり 6秒9 | ● | 御嶽海 (8勝6敗) |
遠藤 (5勝9敗) | ● | うわてだしなげ 10秒0 | 〇 | 宝富士 (6勝8敗) |
北青鵬 (7勝7敗) | 〇 | よりきり 5秒4 | ● | 友風 (7勝7敗) |
高安 (9勝5敗) | 〇 | よりきり 4秒0 | ● | 金峰山 (8勝6敗) |
玉鷲 (9勝5敗) | 〇 | おしだし 2秒8 | ● | 明生 (3勝11敗) |
朝乃山 (3勝4敗) | 〇 | よりきり 4秒5 | ● | 正代 (5勝9敗) |
豪ノ山 (7勝7敗) | ● | よりきり 11秒1 | 〇 | 宇良 (7勝7敗) |
阿炎 (6勝8敗) | ● | おしだし 2秒2 | 〇 | 翔猿 (7勝7敗) |
阿武咲 (3勝11敗) | ● | かたすかし 4秒1 | 〇 | 北勝富士 (5勝9敗) |
琴ノ若 (10勝4敗) | 〇 | つきおとし 8秒6 | ● | 湘南乃海 (7勝7敗) |
錦木 (6勝8敗) | ● | よりきり 26秒5 | 〇 | 若元春 (5勝9敗) |
貴景勝 (9勝5敗) | ● | つきだし 3秒1 | 〇 | 大栄翔 (9勝5敗) |
翠富士 (9勝5敗) | ● | うわてなげ 8秒4 | 〇 | 豊昇龍 (9勝5敗) |
熱海富士 (11勝3敗) | ● | よりきり 13秒8 | 〇 | 霧島 (12勝2敗) |
休場(幕内・十両)
横綱・・・・照ノ富士(腰椎椎体終板障害)
前頭6・・・隆の勝(右膝前十字じん帯損傷)
前頭10・・琴恵光(左膝関節内側側副靱帯損傷)
十両6・・・伯桜鵬(左肩関節脱臼術後、現在療養中)
十両14・・東龍(左膝関節捻挫)
三役の星取
白星
(大関)霧島(12勝2敗)、豊昇龍(9勝5敗)
(関脇)若元春(5勝9敗)、琴ノ若(10勝4敗)、大栄翔(9勝5敗)
(小結)北勝富士(5勝9敗)
黒星
(大関)貴景勝(9勝5敗)
(小結)阿炎(6勝8敗)
ニュース
(13日目)霧島が止まらない。大栄翔の鋭い突きをあてがってしのぐと、左に体を開いてはたき込んだ。「自分の形でいこうと、何も考えなかった」。優勝した春場所以来の7連勝。取組前に2敗で並ぶ熱海富士が勝利していたが「あんまり考えず、自分のやることを意識しようと思った」と集中した。年間最多勝争いでも59勝で並んでいた大栄翔との直接対決を制し、単独トップに立った。
右膝前十字靱帯断裂の大ケガから4場所ぶりに復帰した東幕下6枚目の元関脇・若隆景(28=荒汐部屋)が千代の海(30=九重部屋)を下して5勝目を挙げた。立ち合い左で張って右を差しにいった若隆景が、相手の左突き落としに体を寄せてついていって押し出し。前に出る一方的な内容で今場所最後の相撲を締めくくった。
三段目西55枚目の羅王(30)=本名・伊藤羅王、埼玉県出身、立浪部屋=が引退、最後の取組では金沢(鳴戸部屋)に右からのすくい投げで敗れて2勝5敗に終わったものの、花道の奥では力士仲間が拍手で迎えた。弟の爆羅騎(ばらき、式秀部屋)とも握手をかわし、「寂しい気持ちはあるけど、悔いはありません」と話した。
東十両5枚目の大の里(23=二所ノ関)が、十両優勝争いのトップを守る11勝目を挙げた。立ち合いから朝紅龍を押し込んだが、相手の左おっつけを嫌い、差そうとしていた右を上手に替えると万全。そのまま圧力をかけて押し出した。「とにかく攻めていった。止まらず、中に入れさせずに走れてよかった」と、うなずいた。11勝3敗とし、来場所の新入幕が濃厚となった。3敗で並ぶ琴勝峰も勝ち、トップタイで千秋楽に臨むことになった。4敗はいないため、十両優勝は大の里か琴勝峰に絞られた。
琴ノ若が3日ぶりの白星。湘南乃海を右からおっつけた後に突き合いに。けんか四つの相手に先に右上手を引かれたが、直後に突き落とし、「我慢して取れたのがよかった」と一息ついた。
最初に言っておきたい。熱海富士よ、まだ終わっていないぞ。最後まで何が起こるか分からないのが大相撲の世界。気持ちを切らさずに千秋楽を迎えろ。敗因は気負いすぎた立ち合いにあった。1回目で早めに仕掛け“待った”になると2回目は必ず受け身になってしまう。しかも熊が襲いかかる時のように、上から覆いかぶさる立ち合いになってしまった。踏み込みもなかった。霧島とは頭の高さが違い過ぎた。右を差して左で抱え込んでも腰が高かった。この相撲では霧島には勝てない。
日本相撲協会は14日目の打ち出し後に取組編成会議を開き、千秋楽の取組を決めた。
2敗を守り単独トップに立った大関・霧島(陸奥)は大関・貴景勝(常盤山)との一番が組まれた。
3敗に後退した西前頭8枚目・熱海富士(伊勢ケ浜)は、関脇・琴ノ若(佐渡ケ嶽)と対戦する。 霧島が本割で勝てば2度目の優勝が決まる。熱海富士が勝ち、霧島が敗れれば両者による優勝決定戦にもつれ込む。
コメント