優勝パレードカーに「新型センチュリー」相撲協会設立100周年を前に宮城野親方の発案が実現
大相撲の優勝パレードで今場所から使用されるオープンカーのお披露目式が13日、東京・両国国技館で行われた。 これまでは黒のクラウンだったが、真っ白な「新型センチュリー」に一新。お披露目式には、日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱・大乃国)と宮城野親方(元横綱・白鵬)、トヨタ自動車株式会社の豊田章男会長(67)が出席した。
大相撲初場所の懸賞申込本数が2366本 貴景勝と霧島人気 昨年の2007本を約18%上回る
懸賞 日本相撲協会は13日、初場所15日間の懸賞申込本数が2366本と発表した。昨年の2007本を上回り、新規は10社。力士指定では貴景勝と霧島の両大関、関脇琴ノ若、前頭御嶽海が人気を集めた。
新入幕・大の里へ被災祖父エール 「勝てば石川のみんなが元気に」
大相撲の有望若手力士、大の里(23)=本名中村泰輝、石川県津幡町出身、二所ノ関部屋=の祖父、坪内勇さん(74)が能登半島地震で被害を受け、同県内灘町の避難所に身を寄せる。13日に共同通信の取材に応じ、初場所(14日初日・両国国技館)を新入幕で迎える孫に「勝てば石川のみんなが元気になる。自分らしい相撲を取ってほしい」とエールを送った。
横綱昇進が懸かる霧島が気力充実で初日臨む 初綱とりへ「気合でいくと決めたので頑張るだけ」
大相撲初場所で横綱昇進が懸かる大関霧島(27=陸奥)が、気力充実で初日に臨む。同場所初日を翌日に控えた13日、会場の東京・両国国技館で行われた優勝額贈呈式に出席。昨年11月の九州場所で2度目の優勝を飾り、今場所優勝なら昇進濃厚。初の綱とりへ「気合でいくと決めたので頑張るだけ」と力を込めた。
スピード新入幕の大器・大の里に人気の遠藤 被災した故郷の名を背負う力士の活躍に期待したい
大相撲の番付表には地位としこ名の間に出身地が記されている。力士が土俵に上がる際にも、場内アナウンスでしこ名に加えて出身地と所属部屋が紹介される。江戸時代は大名のお抱え力士として出場しており、番付にはそのお国の名が記されていた。「大関 雲州 雷電為右衛門」のように。その伝統が少し形を変えて続いているわけだ。能登半島地震で大きな被害を受けた石川県出身の力士は10人いる。幕内力士は2人で、西前頭13枚目の遠藤と新入幕で西前頭15枚目の大の里が故郷の名を背負って初場所(14日初日、両国国技館)の土俵に立つ。
幕下力士・木竜皇がお手柄!銭湯で溺れていた87歳男性の命救う…防災訓練の知識を生かす
大相撲の東幕下5枚目・木竜皇(立浪)が11日夜、心肺停止状態になった87歳の男性を救助するお手柄があった。場所は、都内の銭湯。湯船でおぼれている男性を引き揚げると、胸骨圧迫による心肺蘇生法などで救命処置し、蘇生。男性は一命を取り留め、救急隊に引き渡された。11日の夜に木竜皇は、弟弟子の序二段・煌貴龍と銭湯に訪れた。湯船に入ると、近くには口まで湯につかる87歳の男性を発見。不審に思って、注視していると突然に沈み出したという。「めちゃめちゃ焦りました。『やばいな、助けないといけない』と思った。けど、焦らずに周りと協力して、とにかく冷静になろうと思いました」。近くにいた男性と協力し、湯船から引き揚げた。
富山市出身の朝乃山が北陸に勇気届ける2桁白星と優勝争い誓う 20代最後で「この1年が勝負」
大相撲で富山市出身の大関経験者、西前頭7枚目の朝乃山(29=高砂)が、元日に起きた能登半島地震の被災者を勇気づける、2桁白星と優勝争いを誓った。初場所(14日初日、東京・両国国技館)に向けて12日、都内の部屋で基礎運動などで調整。同場所で使う予定の紫色の締め込みを着け、動きの確認なども行った。
大関取りの琴ノ若は14日初日に幕内・阿炎と対戦「錣山親方には世話になった。でも土俵上では関係ない」…初場所取組編成会議
日本相撲協会は12日、東京・両国国技館で初場所(14日初日・両国国技館)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。大関昇進に挑む関脇・琴ノ若(佐渡ケ嶽)は初日に西前頭2枚目・阿炎(錣山)、2日目に東前頭3枚目・豪ノ山(武隈)と対戦する。
北の富士さん、初場所もNHK中継の解説“全休” 昨年春場所から6場所連続に
大相撲元横綱の北の富士勝昭さん(81)がNHKの大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)のテレビ中継の解説を“全休”することが11日、分かった。同局の広報担当者が明らかにした。“休場”は昨年春場所、夏場所、名古屋場所、秋場所、九州場所に続き6場所連続となった。
金沢市出身の炎鵬が被災の故郷を思い「出たい」4場所休場中で痛みも後遺症もあるが恩返しに意欲
大相撲の最高位東前頭4枚目で、現在は首を痛めて4場所連続休場中のため東三段目83枚目に番付を下げた炎鵬(29=宮城野)が、出場可否は未定ながら、初場所(14日初日、東京・両国国技館)への意欲を示した。11日、都内の部屋で稽古し、申し合いは計12番で全勝。ただ、相手は序二段の2人だっただけに、師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)と話し合い、取組編成会議が行われる12日朝までに出場するかどうかを決める。それでも自身は金沢市出身で、元日の能登半島地震で被害の大きかった地域に親戚もいるだけに「ふるさとでこういうことがあって、気持ち的に動かされた。少しでも自分ができることで、力になれたらいいなと思う」と、力説した。
元横綱武蔵丸 小錦さんは「あの太っている人?」現在は200キロで「西郷どんっぽく」に抜群の切り返し 愛嬌変わらず
大相撲の武蔵川親方(元横綱武蔵丸)が8日放送の日本テレビ「しゃべくり007」に出演。その人なつっこい笑顔で視聴者の反響を呼んだ。 登場時に上田から「ぐっと西郷どんっぽくなってきましたよね」と振られ、「犬がいないだけ」と返してスタジオは大爆笑。スタジオに用意された椅子に座ろうとするとバキッと鈍い音を立てて破壊した。現在の体重が「200キロ」と明かしたが、同じハワイ出身の小錦さんについて話題を振られると「あの太ってる人?」と評し、自身の方が太っていると返されると「私はむくんでる。むくんでいるだけ」ととぼけたような表情で言い切った。
ライバル軒並み不調、照ノ富士に追い風!? 稽古総見で10勝3敗 八角理事長「序盤をうまく乗り切れば」と期待
3場所連続休場からの復活を目指す横綱照ノ富士(32)=伊勢ケ浜=に新年早々、強烈な追い風が吹き始めた。 横綱審議委員会による稽古総見が9日、両国国技館内の相撲教習所で行われ、腰痛のため初場所(14日初日・国技館)の出場が危ぶまれていた照ノ富士は霧島、貴景勝の両大関や関脇大栄翔を相手に10勝3敗。「大丈夫だと思う。悪い流れではないと思う。できる限りのことをやって臨みたい」と手応えを得た。
【新弟子検査】追手風部屋の斧澤亜矢斗は貴景勝似?「同じ押し相撲で強いのでまねしたい」
大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が9日、国技館で行われ、受検した11人全員が体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ初場所初日に合格が発表され、興行ビザの取得を待つ外国出身者以外は3日目から行われる前相撲で初土俵を踏む。埼玉栄高3年で昨夏の全国高校総体団体優勝の実績を持つ斧澤亜矢斗(追手風部屋)は力士人生への第一歩を踏み出し「まだ実感はないけどこれから頑張りたいと思います」と決意を込めた。
【新弟子検査】鹿実高の市来崎大祐「入るからには強くなりたい」自ら志願して伊勢ケ浜部屋入門
大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が9日、国技館で行われ、受検した11人全員が体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ初場所初日に合格が発表され、興行ビザの取得を待つ外国出身者以外は3日目から行われる前相撲で初土俵を踏む。鹿児島実業高3年の市来崎大祐(伊勢ケ浜部屋)は、受検した11人の中で最重量158キロの堂々たる体格。憧れは部屋の横綱・照ノ富士(32)で「横綱を目指しています」と大きな目標を語った。
【新弟子検査】伊勢ケ浜部屋の鈴木塁智 飛龍高の先輩・熱海富士に憧れ「尊敬でしかない」
大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が9日、国技館で行われ、受検した11人全員が体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ初場所初日に合格が発表され、興行ビザの取得を待つ外国出身者以外は3日目から行われる前相撲で初土俵を踏む。 鈴木塁智は静岡・飛龍高3年で、幕内・熱海富士(21)や翠富士(27)らに続いて同校から5人目の伊勢ケ浜部屋入門。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)にスカウトされ、偉大な先輩たちと同じ道を歩むことを決めた。昨年7月の夏巡業沼津場所に地元の高校生として参加し、先輩の熱海富士に胸を借りてぶつかり稽古。その頃から伊勢ケ浜部屋入りを志望していた。
大相撲地方場所の風物詩「相撲列車」が昨年九州限りで歴史に幕…一部巡業での列車利用は継続
大相撲地方場所の風物詩「相撲列車」が、歴史に幕を閉じる。幕下以下の力士らが移動手段として利用してきたが、昨年九州場所限りで廃止されたことが9日、日本相撲協会関係者への取材で分かった。一部の巡業で列車利用は継続するが、年3回の地方場所での新幹線移動は途絶える。今後は相撲部屋それぞれでの移動となる。相撲列車は力士を含む部屋所属関係者ら数百人がまとまって移動する列車の通称。地方場所の場合は東京発着の新幹線のことを指し、びんつけ油の甘い香りを漂わせて駅内を歩く力士たちの姿が本場所開催間近を知らせ、ファンの間でも親しまれてきた。かつては貸し切り運転の団体臨時列車で移動していたが、昭和末期には移動時間の短縮から新幹線が利用された。番付発表前日に乗り込み、千秋楽から1週間後に帰京する流れが主だった。
「寺尾ありがとう」大相撲 錣山親方の告別式 ファン別れ惜しむ
大相撲の元関脇・寺尾の錣山親方の告別式が都内で営まれ、関係者やファンが別れを惜しみました。現役時代、細身の体から繰り出す激しい突っ張りを持ち味にファンの人気を集めた錣山親方は、引退後は元小結・豊真将の立田川親方や去年の九州場所で初優勝した小結の阿炎などを育て、今月17日、うっ血性心不全で60歳で亡くなりました。23日は東京・江東区の錣山部屋で告別式が営まれ、元横綱・大乃国の芝田山親方や同じ井筒部屋だった元大関・霧島の陸奥親方など大相撲関係者を中心に、およそ400人が参列しました。焼香に続き、親族や関係者がひつぎの中に花を手向けたあと、立田川親方や弟子たちなどの手でひつぎが運び出され、阿炎は何度も涙を拭うしぐさを見せていました。そして、親族を代表し、錣山親方の長男、福薗晴也さんが「身内がこのようなことを言うと怒られることを承知していますが、本当に優しくて、いい人でした。これからも思い出してもらえると幸いです」とあいさつしました。告別式には多くのファンも訪れ「寺尾ありがとう」と現役時代のしこ名で声をかけて、別れを惜しんでいました。
東龍が引退届提出 元幕内でモンゴル出身 九州場所で左膝を痛め途中休場し幕下陥落
日本相撲協会は25日、元幕内でモンゴル出身の東龍(36=玉ノ井)が、この日付で引退届を提出し、受理されたと発表した。東龍は今年3月の春場所で、自己最高位を更新する東前頭11枚目で臨んだが、同場所から5場所連続で負け越し。西十両14枚目で臨んだ先月の九州場所は、左膝を痛めて2日目から休場し、2敗13休と白星なしに終わっていた。この日発表された初場所(来年1月14日初日、東京・両国国技館)の新番付では、東幕下13枚目となっていた。幕内通算11場所、十両通算50場所在位していた。
千代獅子ら7人の引退を発表 来年初場所番付編成会議を開催
日本相撲協会は29日、福岡国際センターで来年の大相撲初場所(24年1月14日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、以下の7人の引退を発表した。
【千代獅子】千代獅子竜喜(ちよしし・りゅうき)本名・谷村竜喜。東三段目14枚目(最高位東三段目14枚目)、九重部屋。05年5月19日生まれ、富山市出身、18歳。
【琴拓也】琴拓也暉紘(ことたくや・あきひろ)本名・伊藤暉。西三段目47枚目(最高位西幕下58枚目)、佐渡ケ嶽部屋。02年10月1日生まれ、秋田県大館市出身、21歳。
【大乗】大乗光太郎(だいじょう・こうたろう)本名・中嶋晃士。東三段目74枚目(最高位西幕下43枚目)、高田川部屋。91年7月19日生まれ、福岡県大野城市出身、32歳。
【玉乃若】玉乃若未来斗(たまのわか・みくと)本名・岩本舞斗。東序二段51枚目(最高位東序二段14枚目)、玉ノ井部屋。02年7月29日生まれ、兵庫県明石市出身、21歳。
【糸賀】糸賀和孝(いとが・かずたか)本名・糸賀和孝。東序二段59枚目(最高位東序二段59枚目)、境川部屋。07年7月2日生まれ、埼玉県春日部市出身、16歳。
【霧桜】霧桜剛(きりざくら・つよし)本名・末永司。東序二段78枚目(最高位西三段目69枚目)、陸奥部屋。83年5月26日生まれ、鹿児島県霧島市出身、40歳。
【雷輝勝】雷輝勝(らいきしょう)本名・神谷雷輝。東序二段97枚目(最高位東序二段82枚目)、常盤山部屋。06年10月17日生まれ、大阪市生野区出身、17歳。
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